どんとこい背後霊
心の中で一刀斉を制止したつもりが、つい大声をあげてしまったらしい

マミまでが 、泣きそうな顔で私を見ている

放課後…

昼からの授業もろくに集中できず、私はまだ放心状態で席に座っていた

ぼーっとする頭で、昼休みの先生の話を考えてみる

チンピラのうちの一人が、社長の息子…

そこから私の学校に圧力がかかって…

先生から、私に口止めするように、圧力が…

…そうだ、確かレイカも大きな会社の一人娘っていってたから

レイカが多分、チンピラと企んで、親同士(つまり社長同士で)で話をさせて…

私に大人しくさせるよう、仕向けたんだろう

なんてことだ

私の力の及ぶ範囲じゃない

やつらにとっては、私なんかアリみたいなもんだ
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