どんとこい背後霊
いや、感想も特になく、ただ道端の草花や石ころなんかみたいに、私の事なんか、すぐに忘れてしまうんだろうな

そうだ、それでいいんだ…

高校に入学してすぐ、いじめにあっていたマミを助けたこと…

あんなこと、しなきゃよかったんだ

みんなと同じように、見て見ぬ振りをしていればよかったんだ

余計なことするから、目立ってしまうんだ

…目立ちたく、ない

もう、ひっそりと、生きていきたい…

流れに逆らわず、目立たず…

商店街から、フラリと裏道に入った

夕食の買い物に出たつもりが、もう相当街の中を徘徊している

考え事ばかりしていたら…放浪

一体、私は、どこに向かっているんだろう

ここは…どこ?

ちょっと古い街並み
< 115 / 272 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop