どんとこい背後霊
いきなり体が動き出した

古い街並みを、奥へ奥へと進んでいく

『いっとーさい!ちょっと、いっとーさいってば!』

『聞こえる…』

え?な、何が?

ツッタカツッタカ…神社の横を通りすぎ…

さらに、奥へ、奥へ…

一軒の古い建物の前で、いきなり停止!

立ち尽くす

ここは…?

時代劇のセットのような、それはそれは古めかしい建物

門に、何か文字のようなものが、毛筆でかかれている

『鏡心館』

んん?きょう、しん、かん…?

『いっとーさい?』

『はあああああ…』

『いっとーさい?どうしたの?
ここ、何?』
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