どんとこい背後霊
勇気をふりしぼる
「おばあちゃん、私、私…
剣道習いたいの!
だから、だから、その…」
「なにっ?ケンドー?」
「そ、そうなの…だから
ちょっと、お金を…貸して欲しい…の…」
最後の方は、まさに消え入りそうな声で…
そう、私は今、お小遣いがほとんど無い
お洋服もアクセサリーも買ってない
半分居候の身だから、年金暮らしの老人に対して、お小遣いが欲しいなんて、とても言えないのだ
でも、剣道を習うために、先立つ物…まずは道着を買わないといけないし…
「防具はアタシの貸したげる」ってミハルさんは言ってくれたけど、いつまでも他人の物を使うわけにはいかないし…
やっぱり、無理だな…
おばあちゃんの眼を見るのが辛くて、うつむいてしまう
「おばあちゃん、私、私…
剣道習いたいの!
だから、だから、その…」
「なにっ?ケンドー?」
「そ、そうなの…だから
ちょっと、お金を…貸して欲しい…の…」
最後の方は、まさに消え入りそうな声で…
そう、私は今、お小遣いがほとんど無い
お洋服もアクセサリーも買ってない
半分居候の身だから、年金暮らしの老人に対して、お小遣いが欲しいなんて、とても言えないのだ
でも、剣道を習うために、先立つ物…まずは道着を買わないといけないし…
「防具はアタシの貸したげる」ってミハルさんは言ってくれたけど、いつまでも他人の物を使うわけにはいかないし…
やっぱり、無理だな…
おばあちゃんの眼を見るのが辛くて、うつむいてしまう