一輪の花を君に。2nd
こんな様子、最近は見なかった。
前みたいに、辛い気持ちが大きいなら尚更離れることなんてできるはずがない。
それに、美空がさっきの文面を見たら1人で抱え込んでしまいそうだった。
きっと、美空はまだ1人でこんな大きなことに対し判断ができない。
美空は自分を追い詰めてしまうんじゃないか。
やっと、前を向いて生きていけるようになるまでの力や、精神的な余裕も少しづつ出てきたというのに。
ここで、美空自身が崩れていってしまうのではないか。
そう考えると怖くてたまらなかった。
「中森先生…。」
「ん?」
「本当は、中森先生が隣にいてくれるとすごく安心する。」
「相変わらず、美空はかわいいな…。
本当…。
ずっとそばにいるよ。
美空が安心できるように、いつでも傍にいるから。」
「そしたら私、ずっと安心できるね。」
そういって美空は笑いかけた。
この笑顔だけは、一生かけて守るからな。
美空を抱きながら背中を優しくたたいていると、規則正しい呼吸が聞こえ美空の顔を覗き込むと、穏やかに眠る美空の表情がみられた。
今度こそ、美空のことを起こさないようにベッドへ寝かせ、美空の隣へ入った。
「おやすみ、美空。」
美空の髪を整えるように撫で、目を閉じていた。
前みたいに、辛い気持ちが大きいなら尚更離れることなんてできるはずがない。
それに、美空がさっきの文面を見たら1人で抱え込んでしまいそうだった。
きっと、美空はまだ1人でこんな大きなことに対し判断ができない。
美空は自分を追い詰めてしまうんじゃないか。
やっと、前を向いて生きていけるようになるまでの力や、精神的な余裕も少しづつ出てきたというのに。
ここで、美空自身が崩れていってしまうのではないか。
そう考えると怖くてたまらなかった。
「中森先生…。」
「ん?」
「本当は、中森先生が隣にいてくれるとすごく安心する。」
「相変わらず、美空はかわいいな…。
本当…。
ずっとそばにいるよ。
美空が安心できるように、いつでも傍にいるから。」
「そしたら私、ずっと安心できるね。」
そういって美空は笑いかけた。
この笑顔だけは、一生かけて守るからな。
美空を抱きながら背中を優しくたたいていると、規則正しい呼吸が聞こえ美空の顔を覗き込むと、穏やかに眠る美空の表情がみられた。
今度こそ、美空のことを起こさないようにベッドへ寝かせ、美空の隣へ入った。
「おやすみ、美空。」
美空の髪を整えるように撫で、目を閉じていた。