短編集〜アオハル〜

「由良高校推薦なの?」


「貰えたらね。」


「ベストセッター賞だっけおめでとう。」


 照れたようにはにかむ由良。 
 

「光の劇絶対見にいくからね。」


「私も。春陽は責任持って連れて行くから安心して。」


「流石桜ー」


 学校でも一目置かれているこのメンバーが揃う数少ない期会だ。


 皆忙しくて基本教室にはいなく、雅子にいたってはクラスが違う。


 誰かのイベント事じゃない限り揃うことはめったにない。


「んー雅子、ジュース買いに行こー」


「はいはい、私のお金でね。」


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