似た者同士?の恋の行くえ
「ゴホゴホ。」

「誠司くん大丈夫?」とベッドに腰掛けて古瀬の額に手をおく。

「苦しいですゴホゴホ。」

私の胸に顔をうずめて寝ていた誠司くんがいきなり咳をして目が覚めた。額に手を置くとだいぶ熱い急いで服を着せた、ベビードールをまた着せようと思ったがさすがにそれはマズイと思い買って置いた白Tシャツを着せ猫のワンポイントついた薄墨色のボクサーパンツをはかせ猫耳付きのスエットを着せた。
「ゴメンね、私のためにあんなカッコさせたから風邪引いちゃったみたいだね、まぁ喉の痛みは風邪だけじゃないけど。」とウィンクする。

ピピピッと体温計が鳴る。

「38℃か〜まだ熱高いね、今新しい氷枕持ってくるから。」と立ち上がって歩こうとすると古瀬に手をつかまれた。
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