似た者同士?の恋の行くえ
「行っちゃヤダここにいて。」

「氷枕持ってくるだけだからね。ちゃんと寝ててね。」と頭をヨシヨシとなでる。

「それでもヤダ。」とぎゅっと力が入る。

「もう〜私の大事なお姫様は熱のせいで弱気になってるのね。」とまたベッドの上に腰掛ける。

「王子様じゃないんですか?」とちょっと頬を膨らます。

「うーん助けに来てくれた時は王子様っぽかっけと今はね〜昨日はあんなかわいい姿で現れたらやっぱり私のお姫様でしょ。」と唇にキスをしようとしたら布団で顔を隠した。

「どうして顔を隠すの?」

「俺の王子様に風邪が移るからダメです。」

「大丈夫だよ。あなたの王子様はそんなやわじゃないよ、お姫様の風邪を吸い取って私の体内でやっつけるから大丈夫だから顔出して。」と布団をそっとずらす。

「うつらない?」

「大丈夫。」と唇にキスをする。


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