似た者同士?の恋の行くえ
「ちょっとまってて。」と立ち上がりジャケットとネクタイを拾いハンガーにかけバスルームに行きタオルをお湯で濡らし硬くしぼり、男性のもとに戻り顔を優しく拭いた。ちょっと酒と胃液臭い。

「うーン。」と男性は頭を動かした。

「立てますか?」

「肩かして。」

「はい。」と男性の腕を自分の肩にのせ立たせそのままベッドにむかいベッドに座らせた。

冷蔵庫からミネラルウォーターをだし蓋を開けて男性に渡した。

男性はしばらくそれを見ておもむろに飲み始めた。

私は立ったままそれを見ている。

半分まで飲むと突き出した。

それを受け取り蓋を閉め、テーブルに置いた。それからシャツを脱がし近くにあったパジャマらしきものを着せ、ベルトを外しスラックスを脱がしパジャマらしきものの下を履かせて、ベッドに横にさせ男性の手をぎゅっと握った。

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