似た者同士?の恋の行くえ
「やっぱり、初めて会ったとき『同じにおいがする。』って言ってたからもしかしたらと思って、ところでもう一度キスしていいですか?」

「それはダメ。」と古瀬から離れる。

「どうしてですか?」と今度は古瀬が迫る。

「これ以上したら私が古瀬くんを襲ってしまいそうだから。」とまた距離をとろうとする。

「男なのに襲われるんですか?」

「男だとか女だとか関係なく今目の前にいる古瀬くんを襲ってしまいそうだから。」

「俺はいいですよ。『酔ってる』ってことで。」

「いいの?止まらないよ、男の人初めてだから優しくできないよ。」

「奇遇ですね、俺も女の人は初めてです、大丈夫です男ですから。」

「私攻めだけど古瀬くんは受けでいいんだよね?」と古瀬をソファに押し倒す。

「やっぱりそう見えますか?」と辻本を見上げる。

「違うの?」

「その通りです。ここでいいんですか?」


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