似た者同士？の恋の行くえ

「あなたが眠るまでこうしているから安心して。」と子供をあやす様に頭をなでる。

「俺は……。」

「何も考えないで、眠って。」

「ありがとう。」と男性は目をつぶる。

するとすぐ規則正しい寝息が聞こえる、目尻にはまだ涙が溜まってる、それをそっと指で拭き手をそっとはなした。

男性のおでこにそっとキスをして「いい人(男性)が現れます様に。」とつぶやき部屋を静かに出た。



部屋に戻りソファーに座り「フー。」と息をはく。ウエーブのかかった明るめの茶色のウイッグを外し淡いブルーのワンピースの後ろのファスナーを下げ座ったまま脱ぎ始め、下着も全て脱いだ。

(アーあ、もうこのウイッグとワンピつけれないし着れない、せっかく買ったのに、このカラコンも捨てないと、けどパールのピアスとネックレス外して置いて良かったー、あっこのラベンダーの香水使えない。）とカラコンを外しゴミ箱に捨てた。

「うーン。」と背伸びをして立ち上がりバスルームに向かった。