似た者同士?の恋の行くえ
辻本はカウンターに座りなおしニコニコしながら写真を見てる。

(なんか本人目の前にして写真ばかり見てるのも……複雑。)

「できましたよ。」とカウンターにカタン、カタンと料理を並べていく。

「美味しそう。」

「「いただきます。」」と二人で手を合わせ食べ始めた。



* * * *

「「ご馳走さま。」」とまた手を合わせる。

「美味しかった〜プロなみにだね、毎日食べたいぐらい。」とお腹をさする。

「大げさですよ。」と食器片付け洗い始める。

「私なんか朝弱いからトマジューの紙パックにストロー刺してそのまま口にくわえて弁当作るだけで時間がなくなる。」とうなだれる。

「俺住み込みで作りますか?」

「ちょっとおいで、調子に乗らないの。」とカウンター越しにデコピンする。

「いて。」と泡の手でオデコを触る。
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