似た者同士?の恋の行くえ
カチャリと古瀬の手首をつかんだままリビングのドアを開け、古瀬が持ってた鞄とビニール袋をとり鞄は壁ぎわにビニール袋は流しに置いた、冷蔵庫からペットボトルの水を出し立ったままだった古瀬をソファーに座らせ「はい。」とペットボトルを渡し流しに行き缶ビールをすすぐ。

古瀬は勢いよく水を飲む「ふー。」テーブルにペットボトルを置き背もたれに背中を預け上を見る。

「そういえば、マンションの自動ドアはすんなり開いたのに、部屋のセキュリティーは厳しいんですか?」

「そっか〜古瀬くん知らないよね、マンションの入り口の方がセキュリティーすごいんだよ。エントランスまでの石畳みや植木にいろいろ仕掛けがあるらしくて防犯上教えてもらってないけど、入り口の自動ドアのところにある監視カメラ、AI搭載で瞬時に顔認証してるんだよ。知らない人が来れば開かないし下手したら警察官来るから。」
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