似た者同士?の恋の行くえ
「警察官?警備員じゃなくて?」

「そっ、警備員は中だけだからまだあった事ないけど どこかにいるよ。配達の人は登録した人しか開かないから結構大変かも。」と冷蔵庫の中を見ながら言う。

「どうしてこないだ俺入れた?自動ドア開かないはずだよな〜」

「私と腕組んで入ったから知り合いとAIが認識して入れたんだよ。何か食べる?」と古瀬の顔を見る。

「食べる。」とネクタイを緩めジャケットを脱ぐ。

「ツマミ系じゃなくてもいい?」冷蔵庫からさまざまなタッパを出す。

「いいよ〜唐突だけどもしなんかの原因で車が突っ込んできたらどうなるの?」

「AIが察知して一気にシャッターが下りるはずだよ。」とタッパの中身を皿に移しラップをしてレンジにかける。

「ちょっと着替えてくるから。」と寝室に向かう。

「了解です。」と立ち上がって敬礼する。

「もういいって。」と笑いながらリビングを出た。
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