クレイジーガール
第8章
あっという間に球技大会当日。

「まこがどれだけ運動音痴か楽しみ」
「きららはドッチボール得意?」
「うん!人の後ろに隠れてればいいんだよ」
「うわー…」

なんか負けそうこのクラス。

「きららちゃん達ー!今日は絶対優勝しようね」
「翔太君が同じクラスで心強いわぁー」
うわっ!出た、ゆい。

「雌豚!人の後ろに隠れるのはいいけど、私の後ろはやめなさいよね」
「あんたの後ろには隠れるわけないよ、ボールキャッチしなさそうだもの」
「ムッキー!」

ちょっと待てよ?優勝したら何か貰えるのかしら…

「優勝したらクラス皆で焼き肉!楽しみだよねぇ」
「しょ、しょしょしょ翔太君本当!?」

や、ややや焼き肉ですってぇーー!?
「きららちゃん大好きなのか」

「大好きなんて簡単なもんじゃないわよっ!焼き肉それは原材料牛、豚、鳥。その子達が殺されて臓器やら体のお肉をいただいているの!!球技大会優勝したら何で焼き肉なのよーーっ!それじゃあつまり優勝したら豚さん達が死んじゃうよぉぉーーブヒーー」

豚への愛情が行き過ぎた。。。

「ケラケラ!雌豚!雌豚だから感情移入が凄いわね!ケラスケラス」
ゆいが大笑いした。何だよ、ケラスって。

とにかく、星川きららは目標が出来たのだった。

豚牛鳥さん  死守!!!!
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