運命の歯車
あれから何時間経ったのだろう

学校からは既に離れていて
見知らぬ土地に
沈黙のあたしたちがいる

たお「あのさ、」

やっとのことで
たおが口を開いた
と思えば真剣な表情

(ドキッ!!)

やだ、なんで?
なんでドキドキするのよーーー

たお「オレで良かったら付き合ってくれないかな?」

っ!!!!!!

え?

まな「ええーと……」
いきなりの告白に戸惑うあたし

たお「好きだ」
まな「…………っ、…………」

上手く言葉が出てこない

まな「あの、.........」


ゆう「はああああーもー!!何やってんだよ、まな」

えっ?

どこから来たのか、
突然ゆうが現れる。

まな「!!」
ゆう「隙見せるなよ」
とあたしの耳元に囁くので、
あたしの心臓の音が急激に高なった
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