インタビューはくちづけの後で
始業時間が始まると、
「小柳さん、ちょっと。」と斎藤課長に会議室に呼ばれる。
「何かご用ですか」と見上げると、
「瑞希と喧嘩した?社内報の取材、君を外して、俺にするよう言ってきた。
まあ、俺は取材せずに記事が書けるだろって言われたんだけど…
社内報の取材はもともと瑞希が芽衣ちゃんをご指名だったんだけどねえ…」と私の瞳を覗く。
「い、いえ、喧嘩なんて…」
昨日もガッツリキスされて帰って来ましたけど…?
「そっか。うーん。ちょっと保留にしておくかな。
今までの、僕のチームに合流して。ミーナちゃんの広告手伝ってね。」と言われて
「…はい」と返事をした。
チームに合流って言っても、お茶汲みにコピーに会議の準備…って課長の指示であたふた動いているだけだけど…
…なんで今更、担当を外すのよ。
私はあのオトコの気まぐれで公私ともに振り回されてるぞ。
と本日何度目かの大きなため息を吐いて会議室を後にした。
「小柳さん、ちょっと。」と斎藤課長に会議室に呼ばれる。
「何かご用ですか」と見上げると、
「瑞希と喧嘩した?社内報の取材、君を外して、俺にするよう言ってきた。
まあ、俺は取材せずに記事が書けるだろって言われたんだけど…
社内報の取材はもともと瑞希が芽衣ちゃんをご指名だったんだけどねえ…」と私の瞳を覗く。
「い、いえ、喧嘩なんて…」
昨日もガッツリキスされて帰って来ましたけど…?
「そっか。うーん。ちょっと保留にしておくかな。
今までの、僕のチームに合流して。ミーナちゃんの広告手伝ってね。」と言われて
「…はい」と返事をした。
チームに合流って言っても、お茶汲みにコピーに会議の準備…って課長の指示であたふた動いているだけだけど…
…なんで今更、担当を外すのよ。
私はあのオトコの気まぐれで公私ともに振り回されてるぞ。
と本日何度目かの大きなため息を吐いて会議室を後にした。