改稿【桃・中編・画】文鳥は要りませんか?
「桜文鳥と違って白文鳥は少し警戒心が強いから」尾中レベルなら怖がるかもしれないぞと三竹が言う。

「なるほど」と緊張する私

でもでも…

美しい成鳥の白文鳥も見たことがあるので、やはり雛姿にも興味絶倫だし、中雛様に、またもやノックアウトされるかも知れない。

三竹が言う「これはコンパニオンバードやペットバードのメモリアルアニメ」の取材だと忘れない様にと…

リアルに文鳥を描くのも大切だが、人間が愛し恋しする的、目線も必要だと。

アドバイスさんきゅ三竹‼

私桜文鳥の中雛の事で、自分の事、雛様と対人してる人間だって事、忘れてた。「そうだった。お客さまは人間だもんね」と照れ笑いしてたら
「グッジョブ」って三竹が笑ってくれた。

その笑顔が、あまりにも爽やかでキラキラしてたから、胸の鼓動が速くなってしまった。

あれれ
またこのパターン?
またツキノモノになる?

ひぇ~と後退りしてしまった。
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