最後の恋のお相手は
③
ソファの上、私が下になって、繰り返し唇を重ねた。
「雄洋さん……ここだと、ちょっと……」
唇が離れた瞬間、目をみつめながら訴えた。
「オレは、キスだけのつもりやったのに……おねだり?」
「えっ!?」
勝手な早とちり。耳まで真っ赤にしながら、ブンブンと首を振った。
「郁美、かわいい」
雄洋さんが耳元でささやいたかと思うと、私をお姫様抱っこして、ベッドルームに連れて行った。
これじゃあ私が、肉食系女子みたい!
「郁美」
みつめ合いながら名前を呼ばれると、胸が高鳴る。私を肉食系女子にしたのは、雄洋さん自身だ。あなたを欲しくてたまらない。自分から背中に手を回して、強く抱きしめた。
この思いは、成就しなくてもいい。でも、私の思いを感じとってほしい。そう思っていたけれど、今は違う。
私を、私だけを愛してほしい。私には、雄洋さんしかいないから……。
「雄洋さん……ここだと、ちょっと……」
唇が離れた瞬間、目をみつめながら訴えた。
「オレは、キスだけのつもりやったのに……おねだり?」
「えっ!?」
勝手な早とちり。耳まで真っ赤にしながら、ブンブンと首を振った。
「郁美、かわいい」
雄洋さんが耳元でささやいたかと思うと、私をお姫様抱っこして、ベッドルームに連れて行った。
これじゃあ私が、肉食系女子みたい!
「郁美」
みつめ合いながら名前を呼ばれると、胸が高鳴る。私を肉食系女子にしたのは、雄洋さん自身だ。あなたを欲しくてたまらない。自分から背中に手を回して、強く抱きしめた。
この思いは、成就しなくてもいい。でも、私の思いを感じとってほしい。そう思っていたけれど、今は違う。
私を、私だけを愛してほしい。私には、雄洋さんしかいないから……。