白い部屋【短編】
「飴。イチゴ味の」

素っ気なく答える駿。

「良いなぁ!私のは?」

「ない」

何故か辛そうに答える。

「そろそろ時間です」

突然何もないところから全身黒いスーツの男が現れた。

「うわっビックリした!」

「あと3分だけ…」

駿が驚きもせずに呟くと、男は消えた。
< 2 / 7 >

この作品をシェア

pagetop