恋の神様におまかせ♪*番外編
花ちゃんと春代ちゃんが更衣室で休んでていいよ、って言ってくれたから、
お言葉に甘えて更衣室の机に座って、先生に事情を説明している蒼太を待つ。
早く来ないかなぁ……。
時計を見上げると、12時すぎ。
あと1時間で交代だ。
どうしよう、仕事に戻ろうかな?
どうしようか迷っていると、教室の扉が開いた。
「悪い、待たせたな」
「蒼太!」
入ってきた蒼太に抱き付く。
「蒼太、助けてくれてありがとう!」
笑顔でお礼を言うと蒼太も笑って、私の頭を撫でた。
「当たり前だろ。……間に合って良かったよ」
あんな奴らに連れてかれたら何されるかわかんねぇからな。
そう言って私の肩に額をのせた。
「……マジで良かった」
溜め息のあとに漏れた小さな呟きに、蒼太の愛情を感じて嬉しくて、
今度は私が蒼太の頭を撫でた。