恋の神様におまかせ♪*番外編
焼そばの他にもたこ焼き、わらび餅、クレープを、蒼太が全部買ってくれた。
たくさん白いビニール袋をもって、人が少なそうな図書室にやって来た。
ここは冷房が効いてて涼しいし、机と椅子もあるし。
思った通り人気のない廊下を通って図書室の扉を開くと、誰もいなかった。
「やったぁ!貸し切り!」
嬉しくて小走りで中に入って、机に座る。
蒼太は呆れたように笑いながら扉を閉めて、私の隣に腰を下ろした。
「食べよう食べよう!」
言いながら自分で持っていた袋を開けて、焼そばの入ったパックの1つを蒼太に渡した。
もう1つも取り出して、輪ゴムをはずした。
焼きたてだから熱々で、白い湯気がたっている。
美味しそう!
「いただきま……」
割り箸を割っていざ!食そう!とすると、
私の声を遮って、蒼太は私の唇を塞いだ。
「……は、え?」