恋の神様におまかせ♪*番外編
「………あれ?」
ここでこのまま……って思ってたら、2、3回首もとを吸われただけですぐに蒼太は離れていった。
思わず声を出すと、蒼太は楽しそうに意地悪な笑顔で言った。
「……何?ここですると思った?」
なっなっなっ!
「紛らわしいよ!」
起き上がって蒼太の肩を叩く。
蒼太は声をあげて笑って、私の頬を撫でた。
「こんなとこでするわけねぇじゃん」
な、なんだよぅ……。
ちょっと、期待したじゃないか……。
俯いて顔を赤くすると、前髪をかきあげて額にキスされた。
「今日……うち来る?」
耳元囁かれた色っぽい声に、さらに顔を赤くしながらも、
「………行く」
消え入りそうな声で、そう言った。
【文化祭とやきもち*終わり】