超短編 『ヒーロー』 1
「あんたにそんな力あるの?っていうか、何で願いを叶えてくれるの」
「実は、この地球という星は、宇宙条約で保護されており、いろんな星が保護に乗り出しています。たとえば、M78星雲のウルトラ兄弟たちは強いので、地球を脅かす敵と戦います。しかし、我々にはそんな力はありません。ですから、我々の持っている力、願いをかなえる力を使います」
「じゃあ、流れ星に願い事をすると叶うというのは、ほんとなの」
「本当です。さあ、あなたの願いを叶えましょう」
「俺をヒーローにしてくれ。悪を倒す正義のヒーローに」
「では、目をつぶってください。少し痛いですが、ほんの一瞬です」
「痛い?」
ガーン。
頭を殴られたようで、俺は気を失った。
目が覚めると、手術台の上に横たわっていた。
手足の自由がきかない。
縛られているようだ。
先ほどの宇宙人が他の誰かと話し合っているのが聞こえる。
「じゃあ、お願いしますね。うまく改造してください」
「ええ、ショッカーの全科学技術を使って、ヒーローを作り出します」
「やめてくれ。改造なんかしないでくれ」
「気がつきましたか。あなたはこれから、改造人間として生まれ変わります」
「では、手術を開始しますかね。ふふふ」
白衣を着た科学者らしい男が、不気味に笑った。
俺は麻酔薬を打たれて、再び意識を失った。
「実は、この地球という星は、宇宙条約で保護されており、いろんな星が保護に乗り出しています。たとえば、M78星雲のウルトラ兄弟たちは強いので、地球を脅かす敵と戦います。しかし、我々にはそんな力はありません。ですから、我々の持っている力、願いをかなえる力を使います」
「じゃあ、流れ星に願い事をすると叶うというのは、ほんとなの」
「本当です。さあ、あなたの願いを叶えましょう」
「俺をヒーローにしてくれ。悪を倒す正義のヒーローに」
「では、目をつぶってください。少し痛いですが、ほんの一瞬です」
「痛い?」
ガーン。
頭を殴られたようで、俺は気を失った。
目が覚めると、手術台の上に横たわっていた。
手足の自由がきかない。
縛られているようだ。
先ほどの宇宙人が他の誰かと話し合っているのが聞こえる。
「じゃあ、お願いしますね。うまく改造してください」
「ええ、ショッカーの全科学技術を使って、ヒーローを作り出します」
「やめてくれ。改造なんかしないでくれ」
「気がつきましたか。あなたはこれから、改造人間として生まれ変わります」
「では、手術を開始しますかね。ふふふ」
白衣を着た科学者らしい男が、不気味に笑った。
俺は麻酔薬を打たれて、再び意識を失った。