俺様社長の重大な秘密
それからは、幸への嫌がらせは無くなった。
楓が片時も離さないのだから、手出しもできないだろう。
「…あぁ、離れがたい」
会議前、楓は幸を抱きしめてボヤいた。
何時もは幸を隣に置いておくのだが、今日の会議は、どうしても西園じゃないと仕事がはかどらない。
「…心配し過ぎですよ。最近は全然嫌がらせは無くなったんですから」
苦笑しながら幸が言う。
「…このまま幸を抱きしめていたい」
「…社長、もう行きませんと、会議に遅れます」
西園も困り顔。
「…社長、遅れるって西園さんが言ってますよ。何かあれば、連絡しますから」
「…社長、でしたら、こうしましょう」
そう言って西園が微笑んだ。
…そして。
会議室、楓がまたボヤいた。
「…あの男に幸を託して、本当に良かったのか?今日の会議は、かなり長引くだろう?」
「…榊課長なら、大丈夫だと思いますよ。2度も、丸岡さんを助けてくれた人なんですから。社内で一番信用のおける人物は彼しかいないでしょう」
西園の言葉は最もだが、楓はやっぱり気が気じゃなかった。
楓が片時も離さないのだから、手出しもできないだろう。
「…あぁ、離れがたい」
会議前、楓は幸を抱きしめてボヤいた。
何時もは幸を隣に置いておくのだが、今日の会議は、どうしても西園じゃないと仕事がはかどらない。
「…心配し過ぎですよ。最近は全然嫌がらせは無くなったんですから」
苦笑しながら幸が言う。
「…このまま幸を抱きしめていたい」
「…社長、もう行きませんと、会議に遅れます」
西園も困り顔。
「…社長、遅れるって西園さんが言ってますよ。何かあれば、連絡しますから」
「…社長、でしたら、こうしましょう」
そう言って西園が微笑んだ。
…そして。
会議室、楓がまたボヤいた。
「…あの男に幸を託して、本当に良かったのか?今日の会議は、かなり長引くだろう?」
「…榊課長なら、大丈夫だと思いますよ。2度も、丸岡さんを助けてくれた人なんですから。社内で一番信用のおける人物は彼しかいないでしょう」
西園の言葉は最もだが、楓はやっぱり気が気じゃなかった。