俺様社長の重大な秘密
…その日を境に、楓の過保護に拍車がかかった。
幸をどんな時も、片時も離さないのだから。
どんな重役会議でも、接待でも。
…仕事中はもちろん、…まさかのプライベートも幸を目の届くところに置くため、拒否する幸を強引に、自分のマンションに連れてきた。
「…社長、目の届くところに居るんですから、もう少し離れてもいいのでは?」
楓のマンション、リビングのソファー。
楓の膝の上に座らされ、いつものごとく、二の腕を揉んでいる。
…だからと言って、それ以上の行為はしてこない楓。
「…幸が手の届くところに居ないと落ち着かないんだ」
「…私は社長のペットか、オモチャですか?」
困惑気味に言う幸。
二の腕を揉んでいる手が止まった。
「…社長?」
「…幸は、ペットでも、オモチャでもない」
なんだか、怒っているような口調に、幸は黙る。
「…俺の気持ち、分からない?…こんなに幸が好きなのに」
その言葉にからだ中が沸騰したように熱くなる。
「…幸が俺のせいで苛められたり、怖い思いをしたりしないように、本当はこのマンションに閉じ込めてしまいたいほど大事な存在なんだ」
「…社長」
「…だけど、幸に窮屈な思いはさせたくない。毎日楽しいと思ってもらいたい。…何より、俺のことを好きになってもらいたい」
「…」
幸の、楓への思いは、一体どんなものなのか?
幸をどんな時も、片時も離さないのだから。
どんな重役会議でも、接待でも。
…仕事中はもちろん、…まさかのプライベートも幸を目の届くところに置くため、拒否する幸を強引に、自分のマンションに連れてきた。
「…社長、目の届くところに居るんですから、もう少し離れてもいいのでは?」
楓のマンション、リビングのソファー。
楓の膝の上に座らされ、いつものごとく、二の腕を揉んでいる。
…だからと言って、それ以上の行為はしてこない楓。
「…幸が手の届くところに居ないと落ち着かないんだ」
「…私は社長のペットか、オモチャですか?」
困惑気味に言う幸。
二の腕を揉んでいる手が止まった。
「…社長?」
「…幸は、ペットでも、オモチャでもない」
なんだか、怒っているような口調に、幸は黙る。
「…俺の気持ち、分からない?…こんなに幸が好きなのに」
その言葉にからだ中が沸騰したように熱くなる。
「…幸が俺のせいで苛められたり、怖い思いをしたりしないように、本当はこのマンションに閉じ込めてしまいたいほど大事な存在なんだ」
「…社長」
「…だけど、幸に窮屈な思いはさせたくない。毎日楽しいと思ってもらいたい。…何より、俺のことを好きになってもらいたい」
「…」
幸の、楓への思いは、一体どんなものなのか?