かっこよくなって帰ってきた幼なじみに猛アタックされています。
幼なじみとの再開

帰ってきた幼なじみ

「ふーかちゃんっ、おとなになったらけっこんしよっ!!」






__とあるのどかな花畑で行われたプロポーズ。








まだ小さかったキミの、はじけるような笑顔だけを、覚えている。___








❀❀❀❀






「はーぁあああ....」




午後2時。

なんの変哲のない高校の教室で。


私は大きなため息をついていた。



(また奏汰のこと考えてた...)


そう思いながら、再び私はため息をつく。


「あんな昔の約束なのに、なんでこんなにひきずってるんだろ。あっちは覚えてるわけないのに。」



教室内には誰もいない。

きっともう、友達も帰ってしまったのだろう。


(思い返してみれば、今日はほんとに色々あった日だった)


私は机の上に置いてあった自分のカバンを掴み、廊下へ出た。


そして、今日の出来事を思い出しながら、家へ向かって歩き出した。
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