かっこよくなって帰ってきた幼なじみに猛アタックされています。
「いっ、いつの間に!?!?」


こ、心の準備ができてないって!!!



私は思わず椅子ごと後ずさる。

そんな私を、奏汰は驚いたように見つめた後...




「.............へえ、かわいいとこあるじゃん」


「!?」



え、今、なんて?

かわいいって言った??



「.......へ、今、なんて?」


「え?聞こえなかった?」



奏汰はくすっと笑った後、今度は私の耳元で、




「だから、かわいい」



...と言った。
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