溺愛されて困ってます。
2度目の告白
秘書の仕事も慣れてきた頃、たまたま、私は残業をしていた。
「ごめんね、おつかれー!」
五月さんが、そう言って、仕事を終えて帰ったのはすでに1時間前だ。
「はぁ…」
終わらない…
五月さんとは仕事を分担していて、社長に関わることは、だいたい任せてもらっている。
だけど、今日は終わりが見えない…
ため息をついたとき、社長失礼しますのドアが開いた。
「なんだ、まだいたのか。」
扉を開けて、そう言ったのは、社長だ。