溺愛されて困ってます。
私はすでに、気分が落ちている。
とりあえず、荷物移動させなきゃだよね…
「はぁ…」
大学を卒業してから2年、この会社で働いているけど、私みたいな若造が社長秘書なんて…
出来るか不安だ。
荷物をまとめて、社長室に行く。
コンコン…
「失礼します。
本日付けで、はい…」
「おそい!」
ドアを開けて、挨拶をしたら、誰かに遮られた。
「す、すいません…」
「挨拶なんか良いから…
おい、五月、お前が指導しろ。」
「ったく、もう…
えっと…牧野芽衣ちゃんだよね?
ごめんね~いきなりこんなのが出てきちゃって。」
「あ、え?
牧野芽衣です。よろしくおねがいします!!
こ、こんなのって…?」