溺愛されて困ってます。
「こいつら付き合ってるから。」
私が、不思議そうな顔をしていたのか、社長がそう言った。
「えぇーー!!!」
「もしかして、芽衣ちゃん、私が翔也のこと好きだと思ってた?」
「…思ってました…。」
「だから、私たちを2人きりにさせようとしたんだ!」
図星すぎて、何も言えない…。
「じゃあ、誤解もとけたことだし、4人でご飯行こっか!」
坂本さんがそう言って、歩き出す。
私は恥ずかしすぎて、顔を上げられないよ…。