溺愛されて困ってます。
ホテル
明石社長に連れてこられた先は、有名なホテルだった。
「好きなの頼んでいいよ!ぜんぶ、タダで食べれるから!」
そう、ここは明石社長の経営する、〇〇コーポレーションのホテルだ。
「え?いいんですか?」
「可愛い芽衣ちゃんのためだもの!」
いいのかな…。
と私が遠慮していると…
「これとこれと、あとビール。」
社長が遠慮無しに注文していた。
「芽衣ちゃんは?」
「えっと…これと、オススメのカクテルお願いします。」
「お前、あんま飲むなよ…。」
私がお酒を頼むと、社長にそう言われた。
「そこまで飲みませんよ!」
このとき、私と社長のやり取りを見て、明石社長がにやっと何かを企んでいた。