溺愛されて困ってます。
プロジェクトチーム
「失礼します。」
私は、デザイン課に来ていた。
ここで働いてたのは少し前のことなのに、すでに懐かしい。
「部長。お久しぶりです。」
「おお、久しぶりだな…」
周りがヒソヒソと話している。
まぁ、いきなり社長秘書に出世した人なんて、みんなよく思ってないよね…
でも、私は仕事をするだけ。
そう自分に言い聞かせて、プロジェクトの説明をした。
「ということなんで、5.6人のチームをくませてほしいんですけど…」
「あぁ、あの5人を連れていきなさい。
悪いな…こっちも今人手が足りなくて、新人しか渡せないんだ。」
「わかりました。ありがとうございます。」
私と、デザイン課の5人は会議室に移動した。
まさか、私が抜けた後に入った新人しか入れてくれないとはね…
そこまで私は、よく思われてないのか…