溺愛されて困ってます。


「黙ってろ…
舌噛むぞ…」



そう言った、社長が向かった先は寝室で、私が降ろされたのはベットの上だった。



「あ、あの…」



「まだ、フラフラするんだろ?

横になってろ…。」


社長はそう言って、ベットから離れた。


私は、なぜか、それがすごく寂しく感じて、社長の服の袖をぎゅっと掴んだ。


「…あ…え、と…」


「すぐ戻ってくるから、ちょっとだけまってろ。」

社長はそう言って、私の手をそっと離して、頭をポンッとして部屋を出ていった。



かぁぁぁ…


優しい社長の仕草に、私の顔は赤くなった。


もっと、のぼせちゃうよ…。


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