溺愛されて困ってます。
紛らわしいお節介
ある場所というのは、坂本さんの会社…。
つまり、永都さんに会いに来たのだ。
もともと、社長の付き添いで来ることになっていたけど、なんて、タイミングがいいんだろう…!
嬉しくて、にやにやしながら歩いていると、社長に話しかけられた。
「そんなに楽しみなのか?」
「はい!坂本さんに早く会いたいです!!」
「えっ…」
私はそう言ったあと、社長がシュンっとしてしまった。
私はなんで、社長がそうなったのか分からなかったけど、気にしないことにして、ウキウキしていた。