溺愛されて困ってます。
「お前は、俺じゃなくて、永都が好きなのか?」
「ちがいます!」
社長はどんなことを思ってるんだ…
「じゃあ、なんでだ?」
私はちらっと坂本さんを見てから、社長を見た。
「ちょっと、来てください。」
部屋から社長をつれだした。
「実は…五月さんが永都さんと全然会えてないみたいなので、今日空いてたら、サプライズで会わせようと思ってて…」
「それで、あの会話か…
でも、なんで芽衣も居なきゃいけないんだ?」
「もし、坂本さんが空いてなかったら、五月さんとご飯行こうかと思ってて…
2人とも平気だから、良かったんですけど。
だから、もう少し、何言っても、不貞腐れないでくださいね!」
「それは無理だな…。
芽衣が今日、うちに来てくれるって言うなら考えるけど…?」
社長はにやっとして、そう言った。
「わかりましたよ!今日行きます。」