【完】編集者は恋をして大丈夫ですか?
きっと作者が自分のことより他人のことが大事でそんな無意識の感情が漫画にも出たんだろう。
今まで読んだ漫画の作者の人になんて会いたいと一度も思わなかった。けど何故かこの天野 穂乃果だけには会ってみたいと思った。
一度だけ天野 穂乃果の本が出版された出版社に行ったことがある。その時お世話になった編集長に聞いてみた。でも天野 穂乃果は漫画家を辞めたと言われた。理由は自分には才能が無いからだそうだ。担当だった編集者が言ってた。
「あの子は漫画が大好きで小学校の頃から投稿してたんですよ。何回も落選しても何回も何回も投稿して夢を諦めなかった。そんな彼女に聞いてみたんです。どうして漫画を書いているの?って。当時中学生だったかな。そんな彼女はこう言ったんです。『私は自分のために漫画を描きたくないです。私が漫画を描くのは学校や仕事で嫌なことがあったり、疲れた人たちが私の漫画を読んで元気になってもらいたい。明日も頑張るぞ!って思うような漫画を描きたいんです。』って。当時まだ中学生だった子があそこまでハッキリ言ってて私は心がうたれました。ですが辞めたのは凄く残念でした。でも、彼女の漫画好きは誰にも負けていません。今も漫画を描いているでしょう」
今まで読んだ漫画の作者の人になんて会いたいと一度も思わなかった。けど何故かこの天野 穂乃果だけには会ってみたいと思った。
一度だけ天野 穂乃果の本が出版された出版社に行ったことがある。その時お世話になった編集長に聞いてみた。でも天野 穂乃果は漫画家を辞めたと言われた。理由は自分には才能が無いからだそうだ。担当だった編集者が言ってた。
「あの子は漫画が大好きで小学校の頃から投稿してたんですよ。何回も落選しても何回も何回も投稿して夢を諦めなかった。そんな彼女に聞いてみたんです。どうして漫画を書いているの?って。当時中学生だったかな。そんな彼女はこう言ったんです。『私は自分のために漫画を描きたくないです。私が漫画を描くのは学校や仕事で嫌なことがあったり、疲れた人たちが私の漫画を読んで元気になってもらいたい。明日も頑張るぞ!って思うような漫画を描きたいんです。』って。当時まだ中学生だった子があそこまでハッキリ言ってて私は心がうたれました。ですが辞めたのは凄く残念でした。でも、彼女の漫画好きは誰にも負けていません。今も漫画を描いているでしょう」