【完】編集者は恋をして大丈夫ですか?
私は桜川さんに手を引かれ第二会議室に向かった。

「桜川さん!もう少し違う言い方なかったんですか?あんな事言ってまた変な噂が流れちゃうでしょ。どうするんですか!ちょっと聞いてます?」

「聞いてる。助けてやったんだから文句言うな」

「文句の一つも言いますよ。付き合ってるなんて言って。私はあなたなんかに興味ないですから」

「なら興味を持てばいい」

「えっ?んんっ!」

一瞬だった。唇が触れたのは。その時、私の頬にあたたかい何かがつたった。
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