【完】編集者は恋をして大丈夫ですか?
私たちは編集長の部屋を出て、仕事場に戻るためエレベーターに乗った。
桜川さんはずっと不機嫌。

「おい、なんで止めたんだよ」

「いやいや。あの場にいる私のことも考えてくださいよ!編集長とケンカして。この後どうするんですか?」

「何って仕事に決まってるだろ?あのクソ親父のパーティにだってちゃんと行くわ。しゃーねーから」

「しゃーないって...。仲悪いんですか?編集長と」

「ああ。でもこれは昔からだ。俺が編集長になりたくないって言った時からだったかな。ケンカばっかになったのは」
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