キミが可愛いわけがない
ユズとメイ
(side 柚希)
「柚希せんぱーい!」
朝のHRが始まるまでの短い時間。
教室のドアの方から私の名前を呼ぶ声がしたので目線をそこに向ける。
「ちょっといいですかー?」
そう言ったのは、何度か話したことある1年生の女の子。その子の隣には俯いてモジモジしてる子が1人立っていた。
「うわ〜また柚希ファン?ほんっとモテるね」
「えへへへ」
友達のかよのセリフに照れ笑いして、私はドアの方へ向かった。
「どーしたの?」
「あ、突然すみません。この子が…ほら、柚希先輩来てくれたよ」
私に用があったのは、隣でモジモジしてる女の子らしい。
「えっと…あの…これ!作ったので!お口に合うかどうかわかりませんが…よかったら…」
ちょっと顔をチラッとこちらに向けた女の子は震えた手で、ピンクのラッピング袋を渡すと、また顔を下にしてそう言った。
「柚希せんぱーい!」
朝のHRが始まるまでの短い時間。
教室のドアの方から私の名前を呼ぶ声がしたので目線をそこに向ける。
「ちょっといいですかー?」
そう言ったのは、何度か話したことある1年生の女の子。その子の隣には俯いてモジモジしてる子が1人立っていた。
「うわ〜また柚希ファン?ほんっとモテるね」
「えへへへ」
友達のかよのセリフに照れ笑いして、私はドアの方へ向かった。
「どーしたの?」
「あ、突然すみません。この子が…ほら、柚希先輩来てくれたよ」
私に用があったのは、隣でモジモジしてる女の子らしい。
「えっと…あの…これ!作ったので!お口に合うかどうかわかりませんが…よかったら…」
ちょっと顔をチラッとこちらに向けた女の子は震えた手で、ピンクのラッピング袋を渡すと、また顔を下にしてそう言った。
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