キミが可愛いわけがない
この気持ち
(side 柚希)
「よしっ!まずは、布施くんが一歩踏み出してみよう!」
布施くんをいじめっ子たちから助ける、と決めた日から1週間。
おなじみの校舎裏で、私は布施くんと弁当を食べながら作戦を立てる。
あれからも、芽郁とは一度も口を聞いていないし、咲菜もなんだか私といると気まずそう。
あぁ、やっぱり芽郁といい感じなのかなって、思って、私と咲菜はなんとなく距離を置いている。
もう何も2人のことを何も考えたくなかった私は、頭の中を布施くんのことでいっぱいにして、2人のことをかき消す。
案外、これは効いている。
「踏みだす?」
「来月!学校の創立記念パーティするの、知ってるよね?」
「え、あ、はい。でも、僕は多分出席──」
「するよ!」
「へっ?!」
「いい助っ人がいるの!記念パーティーはもちろん参加者全員ドレスコード!そこで布施くんが垢抜ければ間違いな────」
「ちょ、、ちょっと待ってください!そんないきなり…」
「よしっ!まずは、布施くんが一歩踏み出してみよう!」
布施くんをいじめっ子たちから助ける、と決めた日から1週間。
おなじみの校舎裏で、私は布施くんと弁当を食べながら作戦を立てる。
あれからも、芽郁とは一度も口を聞いていないし、咲菜もなんだか私といると気まずそう。
あぁ、やっぱり芽郁といい感じなのかなって、思って、私と咲菜はなんとなく距離を置いている。
もう何も2人のことを何も考えたくなかった私は、頭の中を布施くんのことでいっぱいにして、2人のことをかき消す。
案外、これは効いている。
「踏みだす?」
「来月!学校の創立記念パーティするの、知ってるよね?」
「え、あ、はい。でも、僕は多分出席──」
「するよ!」
「へっ?!」
「いい助っ人がいるの!記念パーティーはもちろん参加者全員ドレスコード!そこで布施くんが垢抜ければ間違いな────」
「ちょ、、ちょっと待ってください!そんないきなり…」