キミが可愛いわけがない

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「腹立つ〜なにあれ。キショイ」


「柚希、言葉遣い」


「だって〜」


放課後、近くのファーストフード店で早速かよたちに有馬の悪口をいう。



「やっぱりたくさんの女の子に手を出してきた男は違うよね〜」


「ある程度可愛い子達に手を出したら、だんだん特殊なものにそそられるんだろう」


「それ思った」


「おい、お前ら。なんだ特殊って」


かよとりんなは時々失礼だ。

ま、気にしてないし、こうやって素で言い合えるのは嬉しい。



「まぁ、有馬くんそんな悪い人じゃないしね〜優しいよ？女の子取っ替え引っ替えしてるってだけで」


「そこが一番問題だろ！…いいの。私は男全般嫌いだし」


「おぉ！さすがイケメン河西様！」


男嫌い。
そのキャラ設定を守らなくてはいけないから。