私のご主人様Ⅳ

「はぁ、はぁ…っは……」

「……?………………」

ここは、どこ…?季龍さん…?どこに行っちゃったの?

成夜?…お父さん…。

『琴葉』

「っえ?」

不意に目の前に現れたお坊っちゃまの姿。

微笑んでいたお坊っちゃまの表情は、直後目をギラつかせた獣のようになった。
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