私のご主人様Ⅳ
「てめぇ、いっぺん死ぬか」
いつの間にか部屋どころか、屋敷全体を包んでるんじゃないかってくらい、怒りを露にした若に、全身の血の気が失せていく。
ロボットのように顔を若に向ければ、見たこともないような顔で俺を睨み付ける若の姿がある。
…今度から若を怒らせるのやめよ。
「っぎゃぁぁあああ!」
ッゴという鈍い音が聞こえきらないうちに、俺の意識はきれいに飛んだ。
信洋side end
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