【短編】切恋




「じゃあね、香夜………。ありがとう。」





そう言うと心は、彼女さんの元へ帰っていった。






バイバイ………私の「好き」。





また明日ね………心。







私は、泣いた。




思いっ切り。




蒸発して消えちゃうんじゃないかってぐらい泣いた。




今夜だけ。




どうか朝日が昇るまで、貴方の事を好きでいらせて。




この思いを忘れないでいさせて………。







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