蜜月なカノジョ(番外編追加)
「……へ?」
突然聞こえてきた大笑いに次に「へ?」と言ったのは私。
見ればカナさんがお腹を抱えてヒーヒー笑っている。
…何故?!
「あっ、ごめんっ…真剣な場面でダメだってわかってるんだけど…杏ちゃんが可愛すぎていじらしくてもうっ…ダメっ…ひーーーっ!!」
「………」
よくよく見ればカウンターの中のマスターも必死で笑いをかみ殺してる。
「…………ぷっ…! ごめん、杏、俺も我慢できないっ…」
「へっ?」
終いには目の前のナオさんまで笑い出して。
あっはははと涙を滲ませながら、それはそれはすごい大爆笑もいいところだ。
…あれ? さっき私は一世一代の大告白をしたんだよね?
それがなんでこんなことになってるの?
えーと、何か笑われるようなことしたっけ?
も、もしかして鼻毛が出てたとかっ…?
ひっ、そ、それだけは嫌だ!!