蜜月なカノジョ(番外編追加)
「な、ナオさんっ?! 何を…!」
「杏、俺のこと好き?」
「えっ?!」
「俺のこと、どう思ってる?」
「どう思ってるって…それはさっき…」
「もう一度聞きたい。今度は二人きりで、きちんと」
「…っ」
ゆっくりと下ろされたソファーの背にナオさんが両手をつく。
これは…壁ドンならぬソファードンだ。
なんて斬新な……って、そうじゃなくて!
「杏、もう一度言って?」
「…!」
とんでもないフェロモンが全開で頭がクラクラする。
あぁ…でも魔法がかかったように従ってしまう。
「……好き…。ナオさんのことが……大好きです…」