蜜月なカノジョ(番外編追加)
「杏…」
フワリと左の胸を包み込む何かを感じたのと同時に唇を塞がれた。
すぐに深いキスへと変わり思考を奪われてしまう。
…待って、もしかして、今っ…?!
「…ぁっ…!」
「杏…かわいい…もっと声聞かせて…」
「や、あっ…!」
再びナオさんの頭が鎖骨の辺りへと移動する。さっき痛みの走った辺りに吸い付きながら、大きな手が私の左の膨らみを捉えた。
最初は控えめに撫でるように、やがてはっきりとした動きへと変わっていく。
こ、こ、こここここ、これはっ…!
も、もしかしてもしかしなくても…っっ?!!
なんかモミモミされてるんですけど!
も、もみもみって…! ひ、ひぃいぃいぃ~~っ!!
まま、待って、待ってっ! これ以上は、心臓がっ…!
「な、な…お、さっ…!」
息も絶え絶え何とかそれだけ絞り出すと、それまで胸の上を怪しく蠢いていた手がピタリと止まった。