蜜月なカノジョ(番外編追加)
そんな忙しい中、いつも私を気にかけて時間さえあればカフェに足を運んでくれている。
本当に本当に感謝の気持ちしかない。
だから今日はほんの少しでもナオさんに幸せのお裾分けがしたい。
今日はナオさんは少し遅くなるというのは確認済み。
だから私は逆にいつもより早く帰って、ナオさんのいない間にせっせとお祝いの準備をする計画を立てていたのだ。
「喜んでくれるといいな…」
どこまでも昂揚していく心と体に、私はこの時幸せの絶頂にいた。
この直後、急転直下の出来事が待ち構えているだなんて思いもせずに。