蜜月なカノジョ(番外編追加)

「は~、今日もおいしかったぁ。杏、ごちそうさま」
「こちらこそそんなに喜んで食べてもらえて嬉しいです。ありがとうございます」
「んも~、いちいち可愛いんだからぁ! あーもう、杏を食べちゃいたい!」
「ひえぇえぇえっ?! ナオさん、苦しいです、ぐるしいっ!!」
「んー、杏ってばふわふわ柔らかくっていいにおい…」
「んーーー!!」

食後恒例の熱烈ハグタイムは日に日にその激しさを増していっているような。
もはやハグのレベルはとっくに超えていて、むしろ強制拘束と言った方が正しいかも…
体中に豊満な胸の圧迫感を感じながら、今日もぶっちゅぶっちゅと顔へのキス攻撃は止まらない。

「ナオさん、お疲れでしょう? そろそろお風呂に入ってきてください」
「んー、でもまだ杏とこうしていたいっ」
「あはは、でもゆっくりお風呂に浸かると一日の疲れがとれますよ?」
「うーーー…それもそうよね。でも杏とも一緒にいたいし…。そうだわ、一緒に入るってのはどーお?」

「えっ!! いえいえいえ、私はもう入りましたから! ナオさん一人でゆっくり入って来てください!」
「えぇ~…、今日こそは杏と入りたかったのにぃ~…」
「ほらほらそんな子どもみたいなこと言わずに。さぁ行ってきてください!」

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